理想の赤のバレエシューズを探し続けて1年半。
お店でレペットのリリを履いてみて、これだ!と感動の出会いをしました。
デザインも可愛いし、履き心地も良く自分の足に合っている。
ちょっと思い切った買い物でしたが、購入。
しかし、帰宅後に家の中で履いてみたら、インソールにまつわる問題が発覚しました。
今回は、そのインソールへの対策に奮闘したお話です。
レペットのリリのインソールがくっつく
私の買った「リリ」というのはこちらです↓
買う前にちゃんと調べなかった私もいけないんですが、リリのインソールって取り外しできるように接着されていないんです。
だから、素足で履いて汗をかくと、足の裏にくっついて脱ぐ時にインソールが外れてしまうことが判明。
15分履いていたら、すっかり足裏にくっつきました。
それと、素足で履いている時に足の指をモゾモゾさせると(軽いストレッチの類)、インソールがずれるのもちょっぴり気になる。
これらの点、お店で試着させてもらった時には、使い捨ての薄いストッキングを借りて履いたので気付きませんでした。
まぁ普段、素足で履く頻度はかなり少ないとは思うんですが・・・。
でも夏場にちょこっと出かける際、素足のまま履いてインソールが靴の中で足裏にへばりついてる状況は、ちょっと気になりそうです。
しかも、脱ぐ時には足裏からインソールをいちいち靴の中に戻さなきゃならないのは面倒だなぁ。
レペットのリリは、靴の裏がラバーソールで日常使いしやすいし、履き心地も良いというので選んだんです。
もちろん、デザインはとってもお気に入り。
しかしインソールの件で困るなら、同じ形で革底&固めの外れないインソールの、サンドリオンにしておけば良かったかなぁとも思いました。
でもせっかく買ったリリ。
なんとかしてみせようじゃありませんか!
簡単に外れないようにしたい
このインソール、できるならば足にくっつかないようにしておきたい。
ならば接着するのが良さそうです。
レペットの店員さんからの回答
リリのインソールが足にくっついて取れるのを防ぐためにはどうしたら良いか、というのをお店に電話で聞いてみました。
するとやはり、「インソールを接着して問題を解消する方向ではいかがでしょうか。」とのこと。
そのための手段として、店員さんからの回答は以下の2つでした。
- 購入した店舗に持ち込んで修理工場に出す
- 自分で靴の修理屋に持って行く
購入した店舗に靴と保証書を持っていけば、そこからレペットが普段修理を頼んでいる修理工場に送って接着してくれるとのことでした。
価格を聞いたところ、インソールの接着はあまり例がないため、明確な料金はわからないとのこと。
また、レペット経由じゃなく、近所の靴の修理屋でやってもらっても良いと言われました。
ブランドによっては、他店で手を加えたものは純正品とみなされなくなってアフターサービスが受けられなくなることもあります。
でもレペットではそれは無いので、自分の持ち込みしやすい修理店で接着を行ってもOKとのことでした。
購入店まではちょっと遠いから、近所で修理に出しちゃおうかなぁ。
詳しい靴の修理店に聞いてみた
レペットに電話した際に、店員さんがおすすめの修理店を教えて下さいました。
そこならレペットの修理の実績が沢山あるので、話がスムーズに進むとのこと。
近所で修理に出せたら一番楽なんですが、念のため慣れている修理店に話を聞いてみようと電話してみました。
すると、
そのインソールは接着剤が付きにくい材質なので、完全にくっつけるのは難しいかも知れません。
という返答。
リリのインソールと靴の底(内側)部分をよく見てみると、確かにヌルつきがあるというか、セロテープとかくっつきにくそうな表面をしていました。
インソール裏面はスポンジ状ですべりにくい
靴の底(内側)は滑り止めつきのゴムみたい
おそらく、インソールをずれにくくするため、密着感を高める加工がされているんだと思います。
そのため、接着剤で動きにくくすることはできるが、がっちり固定は難しいとのこと。
ちなみに、料金は両足で1,000円、納期は1~2日かかるそう。
他にも使えそうな強力な接着剤を使用してみることも可能ですが、それも長期間の固定はできないかも知れないですね。
とも言われ、私は思ったんです。
強力な接着剤、うちにもあるよね?
どうせプロがやってくれても完全にはくっつかない。
ならば自宅にあるもので、何とかしてみよう。
(もし真似をされる場合は、あくまで自己責任でお願いします)
自分でくっつけようと試行錯誤してみる
自宅にあるもので、このインソールをくっつけられないかと考えてみる。
思い付いたのは
- 両面テープやガムテープなどでとめる
- プラスチックや革に使える接着剤で貼り付ける
強力な接着剤で貼り付けちゃうのが手っ取り早そう。
でもそうすると、もしインソールが古くなって張り替えたいと思った時、うまく外せないかも知れません。
なのでひとまず、接着力が弱めなテープ系から試してみました。
両面テープで貼り付ける
両面テープではがせるタイプのものを、貼ってみました。
結果はダメでした。
まず、両面テープが靴にくっつきません。
なので、反対面を出すための、白いシール部分をうまくはがすことすら困難でした。
養生テープをまるめて入れる
次は、はがす時もノリ残りしない、養生テープを使って見ました。
くるっと丸めて筒状にしたものを
靴に貼り付けてから、インソールを入れる
こちらも靴にテープがくっつきにくかったのですが、無理やりインソールでテープを挟み込んでくっつけました。
結果はまぁまぁ。
固定力はそれなりにあり、インソールがすべることは無くなりました。
でも、素足にくっついて取れちゃうレベルの接着力でした。
接着剤を大胆に使ってみる
やはりテープでは限界か。
そう思ったので、ついに接着剤を机から取り出してきました。
使うのはコレ
接着できない材質なのか判断できかねる
ゴムとか革とか色々な物が接着できるタイプのものです。
接着できないものの最後に「高価格品」とあるのだけが引っ掛かりますが、ここまで来たら戻れません。
使用方法に従って靴の底と、インソールの両面に大胆に接着剤を塗ります。
これで10分待ってから、インソールを中に入れて貼り付けました。
貼り付ける際の写真は、手が離せなかったのでありません・・・。
接着剤は失敗が許されないので、集中してました(汗)
そうして完成品がこちら。
右足だけ、つま先に入れる途中でインソールがくっついちゃって、若干浮いた仕上がりに。
でも履くと違和感ナシなので平気です。
結果としては、かなり良いと思います!
がっちりくっついているので、一切ずれません。
思いっきりくっついた素足で真上にバリっと脱げば剥がれてしまうかもしれませんが、そっと優しく脱げば耐えてもくれそう。
このレベルなら、プロの修理屋さんに頼んだ仕上がりと同じくらいになったんじゃないでしょうか。
ということで、リリのインソールは市販の接着剤を使うことで、無事にくっつきましたとさ。
おさらいですが、私が使った接着剤はコレでした↓
リリのインソール、外れちゃう以外には不満はありません。
サンドリオンにすれば良かったと漏らしましたが、撤回!
やっぱりリリのインソールはフカフカだし、靴の底がラバーソールなのも歩いた時の足へのクッション性が全然高いです。
レペットの定番の革底だと滑りにくいし、歩くと固くて足が疲れやすいので、追加修理で滑りにくい材質へ加工してもらう人も多いようです。
ラバーソールはそのようなことがなく、買ってすぐから快適に履けちゃいますよ(素足以外の場合ね)。
まとめ
レペットのリリのインソールについて、素足でも快適に履けるように接着をしました。
今後も綺麗に取り外せるようにと接着力の弱いテープを使ってみましたが、そんな美味しい話はなく。
接着剤を塗るのは勇気がいりましたが、やってみて良かったです。
完璧にとはいきませんでしたが、修理店に頼んだり費用をかけることなくインソール問題が解決してひと安心。
フカフカインソールと、滑りにくくクッション性の高いラバーソールで、これから沢山履けそうです♪