以前、革靴の色が靴下に移って困った時の対処法としてご紹介したコロニルの「カラーストップ」。
私も使ってみたんですが、買った当初はつま先のような狭い先端部には上手くスプレーが行き届かず、少し使いづらい思いをしました。
そこで少し工夫をしたんです。
そうしたら、今ではどんな箇所でもしっかりカラーストップを塗布することができるようになりましたよ。
今回は、細部までカラーストップを使いこなしたいと思っているあなたに、使い方の裏技をご紹介します!
カラーストップが先まで届かない
私はビルケンシュトックのロンドンを持っているんですが、主につま先部分の色落ちに悩んでいたんです。
そこでネット通販で初めてカラーストップ↓
を購入しました。
しかし使おうとした時、衝撃を受けました。
私が最も色落ちを防ぎたいつま先部分まで、しっかりスプレーが行き渡る気がしない…。
スプレー口からつま先までの距離があるし、見えないしで不安すぎる。
それでも無理やり直線コースを狙って噴射してみたんですが、インソールに半分以上吸い取られた感がありました。
そして、後日その靴を数時間履いて帰宅した結果はというと、
色落ちの程度は軽くなったけど、やっぱり靴下が茶色くなってるな~(涙)
もうちょっと何とかならんのか。
そう思って試行錯誤した結果、ある方法を編み出したのです!
細部まで塗布するには?
細部まで塗布する方法のヒントとなったのは、自転車やバイクにオイルをさす時に使う、チェーンオイルの缶でした。
あれって噴射口に、細い筒状の針金の棒がついてますよね。
指でボタン部分を押すと、オイルが針金の先から出てくるため、ピンポイントでチェーンにオイルが塗布できます。
しかも手が届きにくいような狭いパーツの箇所でも、針金さえ差し込めれば塗布可能。
この形なら間違いない!と思ったんです。
じゃあこれを、どうやってカラーストップに生かしたのかと言うと…
太いストローで自作します
先ほどのオイル缶の針金の代わりに、ストローを使えばOKなんです。
実際に、私がどのようにして自作したかをご紹介していきますね。
結論からいうと、こうなれば良いんですよ。
棒がつま先まで届いている状態で、
スプレーを届ける!
しかしこれにはひと工夫が必要です。
私は最初、「ストローを突き刺せば良いだけじゃないの~簡単簡単!」と思っていました。
しかしやってみたら狙った箇所に上手く吹き付けられず、失敗。
ストローが靴の中になんかフィットしない…
ここからは、失敗しないためのひと工夫をお教えします。
必要なものを用意
まず、必要なものはコチラです。
- 太いストロー:直径(内径)9mm以上
- ハサミ
- 油性マジックペン
ハサミと油性マジックペンは、普段使っている文房具で大丈夫です。
うすうす勘付いているとは思いますが、今回はストローが重要な役割を果たします。
ストローといっても、タピオカミルクティーを飲むときに使うような、直径が太いものじゃないといけません。
このように一般的なストローと直径の太いストローを並べてみれば一目瞭然ですが、この画像のストローのサイズは
【一般的なストロー】直径(内径)5mm
【太いストロー】直径(内径)9mm
となっています。
太いストローじゃないと、カラーストップのスプレー噴射口から出た噴射物が全てストロー先まで行きません。
私の経験上、上記の直径(内径)サイズなら、カラーストップの噴射口をしっかり覆えてちょうど良い。
だからこれくらいか、それ以上のストローのサイズが推奨です。
そのようなストローは、タピオカミルクティーや果実がごろっと入った飲むヨーグルトなどを買えばついてきます。
もしかしたら、100均などのお店でも手に入るかも知れません。
見つからない場合は、ネット通販でこのように購入することも可能ですよ↓
タピオカ用ストローならサイズはばっちり。
色も大抵のものが透明or半透明で問題なし。
なぜこの色かというと、スプレーがちゃんと入って行ってるか、見てわかりやすいからです。
ストローを切る
さて、ストローを手元に用意したら、次はストローの先端にちょこっとだけ細工をします。
ハサミを使い、先端を適当に斜めにカット。
そのあと、画像のようにハサミを横に入れて少し長めに切り口を形作ります。
こんな感じで、形状はおおざっぱで平気です。
斜めにカットしたほうを、靴のつま先に入れることになります。
だからつま先の塗布したい箇所にスプレーがヒットするよう、のぞき込んだり手探りで、カットの形を微調整していって下さい。
試しで何度か、実際にスプレーを吹き付けてみても良いですよ。
マジックペンで印をつける
ストロー先端の角度が決まったら、カットしていないほうの先端にマジックペンでこのように印をつけます。
切り込みの深い側に短い直線を1本。
これは、ストローを靴の中に突っ込んだ際に、先端の切り口の向きを手元で把握できるようにするためです。
これで事前準備は完了!
つま先への塗布のやり方
ではいよいよ、つま先にカラーストップを塗布していきましょう。
ストローを差し込んで、切り口の向きをつま先に合わせて噴射!
足で靴を固定するのが私流 (笑)
最初は思い通りの場所に塗布できなくても、何度かやるうちにコツがつかめてきます。
多少変な箇所に塗布してしまっても、乾くので気にせずどんどん塗布していきましょう。
スプレーは缶を逆さにしたり、斜めにして噴射していると出が悪くなります。
そのため1回噴射したら軽く缶を振ってから、次の箇所にスプレーしましょう。
そしてスプレー後は、ストロー先端から残った噴射物が流れ出てくるので注意。
外で行っている場合は平気ですが、部屋の場合はティッシュのご用意を。
一通り終わったら、実際に目で見て革の濡れ具合(=塗布されているかどうか)を確かめてみて下さい。
しかしつま先部分は見えないことが多いので、手を入れて触ってみるとわかりやすいです。
指先に冷たさを感じることができたら、きっと塗布できていますよ。
塗布後は、日陰の風通しの良い場所で、靴をしっかり乾燥させてから履いて下さいね。
まとめ
コロニルのカラーストップを、靴のつま先までしっかり行き届かせる方法をご紹介しました。
あのストローさえあれば、どんな細部もお任せあれです(ストローが届かない箇所は除く)。
革靴の色落ちは靴を脱いだ時にテンションが下がるので、カラーストップを上手く使いこなして阻止して下さいね。
私はタピオカミルクティーを買った際、使い終えた太いストローを洗って大事にストックするようにしています。
カラーストップの使い方の参考になれば、幸いです♪