愛用している土屋鞄製造所(つちやかばんせいぞうしょ)の、バッグのレビューです。
今回はトーンオイルヌメ「ソフトフィットショルダー」について。
使い始めたのは2019年の始めごろ。
育児中のリュックスタイルに飽きてきて、斜め掛けバッグが欲しいと探していて見つけたんです。
ちょっとの汚れやガサツな扱いでも大丈夫、更に斜め掛けにした際の身体に沿うデザイン。
このソフトフィットショルダーは、何かと使いやすくて重宝しています。
オイルヌメのソフトフィットショルダー
ブラウン、こげ茶の2色展開
【ポケット】外ポケット1つ(チャック付き)、内側に3つ(うち1つはチャック付き)
「ソフトフィットショルダー」は土屋鞄製造所というブランドの、トーンオイルヌメという革のシリーズのショルダーバッグです。
※2024年現在、このバッグは販売終了となっています。でも同じ革を使った素敵なバッグはまだまだ沢山ありますよ!↓
使われている革はオイルが含まれた、柔らかくしっとり感がある革。
そしてシボ(しわ模様)が入っているので、製品によってシボの個性があります。
色はこの「こげ茶」と薄い茶色の「ブラウン」の2色展開。
ソフトフィットショルダーは、斜め掛けタイプのバッグになります。
取り出し口が曲線的なデザインをしているのが特徴的で、このおかげで身体へのフィット感もとても良いんです♪
見た目について
それでは実物を詳しくレビューしていきますよ~。
まずは第一印象で大事な『見た目』から。
気になる所:カジュアル感が強め
見た目で気になるというほどでもありませんが、このソフトフィットショルダーはわりとカジュアルな印象のバッグだという点だけお伝えしておきます。
通勤に使おうか検討している方は、ご自身の服装が上下スーツのようなキリッとしたものだとバッグが浮くかも知れませんのでご注意を。
ストラップが太めなのと、余計な装飾がなくてシボのしわ感が目立ちやすいことから、どちらかというと休日使いで活躍することが多いと思います。
公式サイトの紹介画像では男性モデルが着用しているので、どちらかというと男性向け商品なのかなぁと思っています。
でも女性の私が使っても、違和感ありませんよ♪
私の持っているこげ茶の方が、シックなイメージです。
育児中の私は、汚れが気になりにくいのと、水に濡れた際のシミができにくい(目立たない)という点で、こげ茶を即決でした。
もう1つのブラウンの方は色味が明るい分、もっとカジュアルな印象です。
両方とも、デザインとしてスーツなどのかしこまった感じには向いていませんが、『休日のジャケットスタイル』程度のキレイ目な服装なら合います。
もちろん、Tシャツにジーパンみたいなラフな格好でもOK。
だから年齢や性別を問わず、休日のお出かけには沢山使えると思いますよ。
私は毎日子供と公園に出かけていて、常に休日スタイルなので、このソフトフィットショルダーは良き相棒です。
良い所:ストラップと両面のデザイン
見た目で良いと思う所は、ストラップの部分と両面のデザインについてです。
詳しくお話ししていきますね。
斜め掛けをきれいに見せる太ストラップ
ソフトフィットショルダーの太いストラップですが、私はなかなか気に入っているんですよ。
斜め掛けにした時に胸のあたりの食い込みが少ないので、シルエットが綺麗です。
特に女性は、斜め掛けをすると胸元が変に強調されるというか・・・ストラップの位置が気になることもありますよね。
それがこのストラップの太さだと、スッキリ上半身におさまってくれますよ。
重さも感じにくいし、しっかりしたストラップ最高~!
シーンで使い分けられるデザイン
このショルダーバッグは、外ポケットがある面が一応裏面(身体側)だそうです。
でもどっちの面を表にしてもデザイン的におかしくなく、むしろ両面使えるのが良い所なんです。
それぞれ印象が違うので、私は気分や服装によって表にする面を変えて使っていますよ。
両方を比べてみると、こんな感じです。
正式な(?)表面
外ポケットがある面
ちょっと印象違いますよね。
正式な表面で持つと、バッグの装飾がない分スッキリして見えます。
洋服に細かい柄が入っているなど、洋服側が目立つ時にはバッグはシンプルにしたいので、この表面を使用。
反対の面はというと、可愛らしい服装とか、大人っぽく持ちたい時にこちらを表にして持ちます。
なぜかというと、私のソフトフィットショルダーは、外ポケットの部分のシボが比較的なめらかなんです。
だから外ポケットがある面を表にして持つと、ちょっとだけ革の野性感が減って大人しい印象になります。
シボの感じは製品によって異なるので、あくまで参考まで。
外ポケットのデザインの有無によって、雰囲気が変わるのがわかって頂けたと思います。
シーンによって両面を使い分けられるのって、なんだか得した気分になりますよね♪
使い勝手について
実際に使いやすいかどうかって重要ですよね。
ここからは、使い勝手で気になった所と、良い所をご紹介します。
気になる所:背中に何かが当たる
斜め掛けにした時、背中側に何かゴツゴツした物が当たっているなぁと感じる時があるんです。
最初はストラップの付け根の金具じゃないかと思ったんですが、違いました。
鏡で確認して判明、なんと当たっていたのはバッグの一番端っこの部分。
色んな面の革が集まって縫われている部分なので、固さが出ているのではないかと想像。
それにバッグの角は傷みやすいので、頑丈に作られているのかも。
特に中身の量が少ない時は、よくわかります。
背中に当たる部分の中ではここだけが柔らかくないので、角張った感触が目立つんでしょう。
痛いというほどではないので、慣れてくれば気にならないかも知れませんね。
良い所:機能性とフィット感
使い勝手で良いと思うのは、機能的な面と身体へのフィット感の2つです。
順番にお話ししていきますね。
チャック付きで安心感がある
子育て中で子供に気を取られる場面が多い私にとって、バッグの取り出し口がチャック式なのは大助かり。
気付かない間に物がポロリする心配がないからです。
このソフトフィットショルダーは、メインの取り出し口、外ポケット共にきっちりチャックで閉じることができます。
メインの部分は両開きなので、どこからでも開け閉めできて便利。
そして特に気に入っているのが外ポケットなんです。
上部に屋根のような部分があって、チャックが開けっ放しでも物が出てきにくい。
私はチャックを閉めるのが面倒な時は、チャックを開けっぱなしにしてこの面が内側になるように背負っちゃいます。
そうすれば身体に密着しているから物が出てくることはめったにないし、チャックが開きっぱなしなのも他の人から見えないのでバレません。
本来この部分は、チャックを隠してスマートな見た目にする意味合いでついているんだと思いますが、なかなか良い仕事をしてくれます(笑)
背負い心地が非常に良い
実はこのソフトフィットショルダーを買う時、「トーンオイルヌメ ショルダー」と迷ったんですよね。
デザインの可愛さではショルダーの方が好みなんですけど、斜め掛けにした際の心地よさはこちらが良くて。
先ほど話したチャックの件もあり、実用性をとってこのソフトフィットショルダーに決めました。
背負い心地の良さの秘密は、ストラップ調整で体型に合わせることができるのと、取り出し口の曲線デザイン。
ストラップの長さ調整で、斜め掛けのスタイルは大きく2通りにできます。
ラフにしたい時は長めにして、スポーティに動きたい時は短めに調整、というようにシーンで使い分けることができるんですよね。
特にストラップを短めにしている時は、取り出し口の曲線が背中いっぱいに密着するので安定感があります。
ストラップの太さも安心感があり、背負うとなんか癒されるんです。
しっとりフワフワの革の感触もあるから?
とにかく、ずっと背負っていたいショルダーバッグです(笑)
クッションにする位の気持ち良さ
このショルダーバッグ、触り心地が本当に良いんです。
柔らかいし、しっとりしているし、、、もううっとり。
机で作業する際、疲れ防止で腕の下に置くクッションあるじゃないですか。
実は私、そのクッションのようにして、手元にバッグ置いてパソコンを打っている時もあります。
ほんのり甘い革の香りもするので、癒されますよ~!
ちょっとした余談でした(笑)
まとめ
土屋鞄製造所のトーンオイルヌメ「ソフトフィットショルダー」をレビューしました。
カジュアル感の強いバッグですが、両面で雰囲気の違いを楽しめてお得感がありますよね。
背中側にバッグの一部分が当たるのは最初は気になるかも知れませんが、正体がわかればどうってことありません。
厚手のアウターなら、ゴツゴツするのも気になりませんしね。
チャックがあるので、休日の色んな場所にも安心して連れて行けます。
背負い心地の良さだけでなく、トーンオイルヌメ革の質感は思わず手で撫でたくなるような素晴らしさ。
これからも長く、お出かけに使いたいと思えるショルダーバッグです。