私の家族は、ポーターの「カレント」というシリーズの二つ折り財布を愛用しています。
約5年みっちり使って、新品の時から色々と変化が出てきました。
今回は、使った感想と共に、5年間で変化した部分をご紹介します。
ご購入をお考えの方は、ぜひ参考にして下さいね♪
ポーター「カレント」二つ折り財布とは
まず最初に、ポーターの「カレント」の二つ折り財布について、ざっくりとご紹介します。
私の家族が持っているのは、この↓
ポーター(PORTER)の「カレント(CURRENT)」というシリーズの二つ折り財布です。
ポーターというブランドは、日本にある『𠮷田(よしだ)カバン』というブランドの中の1つなんですよね。
バッグや財布を中心に、多くの商品を販売しています。
人気が高いので取り扱っている店も多いんですよね。
買い物の際、ポーターのロゴを見かけたことがあるという人も結構いると思います。
カレントというのは、そんなポーターの中でも小物中心に展開しているシリーズです。
カレントの特徴は
- 牛革にエンボス加工をしている
- 落ち着いたデザイン
です。
エンボス加工というのは、凸凹の模様が革の表面につけられているということ。
カレントの場合は、牛革に横方向の細いすじがいっぱい入っているというイメージですね。
起伏の度合いは小さいので、品があります。
またポーターといえば、ナイロンやコットン製のカジュアルな財布も大人気。
でもカレントは、それらとは正反対の大人な印象のシリーズとなっています。
革財布の端っこに、小さいポーターの金属ロゴプレートがついているだけというシンプルなデザインなんですよ。
引き締まった外観をしてるね。
そのカレントの中で、我が家は二つ折りタイプで且つ小銭がBOX型というデザインのものを愛用。
色は黒で、所有者は主人です。
この財布を買ったのは、主人の欲しい財布の条件を満たしていたからです。
その条件とはこちら。
- 小銭入れがBOX型
- 二つ折り型
- スーツでも違和感のないスタイリッシュなデザイン
- 黒や紺などの落ち着いた色
ブランドに特にこだわりはありませんでした。
最終的にポーターに決めたのは、私の友人がここのバッグが大好きで愛用していたから。
質の良さを以前から話に聞いていたので、このブランドに安心感があったんですよね。
そして実際にも、購入してから約5年、問題なくしっかり活躍してくれました。
では、これからレビューをしていきますね。
カレントを使った正直な感想
ポーターのカレントを使っていて、どうだったかを主人に聞きました。
するとこんな答えが返ってきましたよ。
特に良かったところ2つ
カレントを使って、良かったなぁと思った点は2つありました。
主に見た目についてです。
傷や汚れが目立たない
財布って5年も使っていると、ひっかき傷や細かい傷、手垢や謎の汚れ(?)などがついちゃいますよね。
しかしカレントは、それらが全く目立たなかったので良かったとのこと。
現在の表面は、このようになっています。
よーく見ると小さい傷のような線が増えている気もするし、縦線のシワもそれなりに入っています。
でも主人が手に持って使う距離感で見てみると、ハッキリ『傷ついてる!』って印象を受ける箇所はありません。
これは、カレントの特徴であるエンボス加工のおかげ。
もともと凸凹しているので、そこに新たな凹みがついてもわかりにくいんです。
素晴らしい!
また、主人のお財布の色は黒なので、汚れや手垢がついたとしてもほぼわかりません。
未だに一面きれいな真っ黒をしています。
このようにカレントは、5年使ってもあまり古びた印象にならない所がすごいと思います。
見えない内側まで高見えする作り
良いと思った点の2つ目は、『良心的な価格のわりに、高そうに見える』というところだそう。
どうして値段が高そうに見えるのかというと、表からは見えない内側まで、凝った作りになっているからでしょうね。
カレントは、表も内側も、見える部分はエンボス加工された牛革が使われています。
ここで注目してほしいのが、お札入れと小銭入れ。
この2ヶ所は、内側が『ポリエステルジャガード』という生地になっているんですよ。
その生地とはこちら↓
おそらく素材はポリエステルだと思うんですが、これにポーターのロゴが散りばめられているんです!
ロゴがあるだけで、高級感がありますよね。
しかもロゴは、アルファベットの単語のみというシンプルさ。
これまた、品があって良いね~。
財布を使っている最中に横から見られても、内側の生地まで堂々と見せられますよね。
そんなふうに細部までしっかり作られている点からも、カレントを選んで良かったなぁと思ったそうです。
不満は特になし
さて、お次はカレントに対して、良くないと思った点について。
それがですね…
不満はないよ~
だそう!
不満ゼロとはすごいぞ!!
使いにくいなぁと感じたことはなかったそうです。
毎日使う物だから、ストレスフリーなのは重要ですよね。
カレントは見ても使っても、大満足なお財布のようです。
約5年使って変化した部分はこちら
先程、カレントは傷や汚れが目立ちにくいと言いました。
でも5年使っていると、色んな箇所に変化が出てくるんですよね。
具体的にどこが変わってきたか、6つに分けて順番にご紹介しますね。
周囲がほつれてきた
まず、5年使ったカレントを見て一番に思うのが、周りの部分がボロボロだなという点。
今までの画像でうすうす勘付いていた方もいると思いますが、しっかりお見せするとこんな感じです。
お財布の周りがなんか毛羽立ってますよね。
どうやら、縫い付ける時に使われていた糸が切れてきているみたいです。
特に目立つのは、2つ折りにした際に角っこになるこれらの箇所↓
糸が切れたせいか、こんなふうに表の革と裏地が分離している箇所もあります↓
そしてそれ以外のふち部分は、よく見るとケバケバしている気がする。
これはコバ(=革の断面部分)がボソボソになっているのか、裏の布地の端っこが出てきちゃっているのかよくわかりません…。
でも、このような状態になったのは、主人の使い方にもあると思います。
主人はお財布を、
- 仕事の時→バッグに入れっぱなし
- プライベート→お尻のポケットに入れる
というふうに持ち運びます。
今回の周囲のほつれの原因だと思われるのは、プライベートでの持ち運び方。
狭いお尻のポケットから出し入れする度に、お財布の端が擦れるんですよね。
しかもプライベートで履くのはほぼジーパンなので、生地が固め。
デニム生地に擦られて、このカレントには大きな摩擦力がかかっていたに違いありません。
カレントに関わらず、お財布をお尻のポケットによく入れているという方は、こういった摩耗が起きやすいので気を付けましょう。
しかしカレントは、周囲がこんな状態になっても、カード入れや小銭入れのパーツはがっちりくっついたままです。
一度どこかが剥がれると、そこからどんどん分離して使えなくなる財布だってあるからね~
5年経ってもお財布としての機能性は失わず、しっかり使えるのが本当にすごい。
内側のロゴが消えつつある
お財布を開いてみると、左下に金色の文字がうすーく消えかかりながら残っていました。
公式サイトの商品画像を見るに、「TOKYO PORTER MADE」と表記されていたようですね。
主人のカレント
公式サイトの画像引用元:
https://www.yoshidakaban.com/product/102083.html
これが、使っている間に表面が擦れて消えていってます。
この左下の箇所って、お財布を使う時にちょうど左手の親指で持つ部分なんですよね。
だから徐々に消えてしまうのは仕方ないですね。
ちなみに、表側の右下についているロゴのプレートは健在です。
プレートのフチは若干さびがついていますが(!)、がっちり財布にくっついたまま。
ロゴ部分の塗装も取れてないので、5年経ってもポーター製だと自慢できますよ~。
革が柔らかくなった
経年変化をする革製品を使っていれば当然ではありますが、このカレントも結構革が柔らかくなったそう。
特に柔らかくなったと感じる箇所は、
1.表の真ん中(開閉で折り曲がる部分)
2.表側全体
3.小銭入れのフタ部分
4.カード入れ
です。
最も柔らかいのは、表の真ん中の部分。
これは開閉する度に曲げ伸ばしされる箇所なので、最も柔らかくなるんですよね。
表側全体も、お財布を使う時は絶対に触るし、カバンやポケットの中でも圧力がかかりやすいので、とても柔らかくなってます。
小銭入れのフタは、スナップボタンを開ける際、力を少し入れて上に持ち上げる動作をします。
その時に軽く折り曲がるこの部分が
柔らかくなりました。
カード入れが柔らかくなったのはお察しの通り、カードの出し入れをするからですね。
なお、このカレントシリーズは、混合なめし(コンビなめし)で作られた革を使っています。
そのため、基本的には丈夫で、経年変化はまずまずある革のタイプです。
だから革は柔らかくなりましたが、フニャフニャというほどではありません。
型崩れしない程度で、手に馴染む柔らかさになっていますよ。
カード入れの革が伸びた
革のお財布は、カード入れが伸びてきますよね。
カレントも同様に、入れていたカードの厚みに合わせてカード入れの革が伸びました。
入れていたカードの数は、各ポケットに1~2枚。
カード入れの革は、カードを入れている間に馴染んで伸びただけなので、入れた枚数でぴったりフィットしていました。
なので、カードが抜け落ちてくるということはなかったそうですよ。
カビ(らしきもの)が出現
実は、カード入れの部分にカビらしきものが生えていました。
このように、白っぽくなっています↓
主人は、撮影のためにカードを全て抜き取るまで気付かなかったそう。
ここに入れていたカードは出番が滅多に無く、取り出すことがほぼなかったそうです。
そのため、ここのカードはずっと革と密着したままの状態。
そこに湿気などがこもって、カビが生えたのではないでしょうか。
お尻のポケットに入れていることも多かったから、余計に湿気がたまりやすかったのかも。
出番の少ないカードをカード入れに収納している方は、たまに出し入れしてあげるのをおすすめします。
表側はエンボスに傷が溶け込んでいる
お財布の表側って、エイジングが最も楽しめる場所ですよね。
では5年使用したカレントの表側を、まずはアップでどうぞ↓
エンボス加工の中に、使用傷がうまく溶け込んでいるという感じです。
傷は光が当たるとわかりやすいんですが、普段の部屋や店の照明ぐらいだと殆ど目立ちません。
その状態で、エイジングで出てきたツヤ感も混じっているという感じです。
上品なエイジングの印象を受けますね。
そして、二つ折りにした際の前後の面をそれぞれ見ていくと、
前面
後面
前面は、わりと均等にエイジングしたという印象。
ふっくらつややかになりました。
それに対して後面は、隅にシワが出来たのと、ぺったんこでなめらか。
後面がぺったんこになったのは、普段お尻のポケットに入れる際の向きが関係していそうです。
前面を外側にしてお尻のポケットに入れることが多かったんだそうで。
そうなるとお財布の後面はお尻の圧力がかかり、いつも押し付けられている状態になりますね。
だからぺったんこになったという見解です。
隅のシワは、狭いお尻のポケットに滑り込ませる際に、力がかかってシワがよったんじゃないですかね。
お尻のポケットの影響力は大きいですな~
と、こんな風に色々変化したカレント。
使った本人としては、とても満足のいくお財布だったそうです。
落ち着いた外観で飽きがこないし、そのうえ使いやすい。
しかも頑丈。
ごつくもないので、男性だけでなく女性が持っていても違和感ないと思えるほどのお財布だと思ったとのこと。
私からみても、多くの人が使いやすいように仕上げられている二つ折り財布だと感じました。
ちなみにこのあと、新しいお財布を買いました。
そちらのレビューはこれです↓
まとめ
ポーター「カレント」の二つ折り財布を、約5年使ってみてのレビューでした。
実際に使っていた主人の感想は、「大きな不満もなく、とても良いお財布だった」とのこと。
周囲のほつれなどはあったものの、革としては柔らかくなってツヤも出て、程よいエイジングをしてくれていると感じました。
しかも傷が目立ちにくいので、カレントは本当に気軽に使えるお財布だと思いますよ。
色や外観からしても幅広い年代の人が使えると思いますので、気になっている人はぜひゲットしてくださいね!