革靴を履いてきたら靴の色が靴下に移っていた、という経験がある人は結構いると思います。
靴下に色がついてしまうと、出先で靴を脱ぐのをためらってしまいますよね。
ビジネスシーンで接待の食事会の時なんかは、座敷席に案内されたらドキッとしてしまうでしょう。
色移りした靴下を見つめて、またかとため息をついているあなた。
革靴から靴下に色移りしてしまう問題について、実は対策があるんです。
いつでも革靴を脱げるよう、すぐに実行しなくちゃ損ですよ!
革靴から靴下に色移りする原因って?
革靴の色が靴下に移ってしまうのは、革靴が色落ちするからなんです。
色落ちするタイミングは主に、雨や足の汗などの水分が靴についた時。
でも全ての革靴が色落ちするわけじゃありません。
色落ちするのは、「本革製」でかつ「染料で染められた革を使っている」ものだけなんです。
革を染料で染めるのは、皮から革に加工する工程でよく行われている方法ですよ。
染料は水に溶ける性質があるため、革に水分が与えられると側にあるものまで染めてしまうという訳です。
色落ちしない革靴というのは、合皮などの水分に強い素材が使われているものや、色を付ける際に染料を使っていないものになります。
色移りへの対策4つ
色移りを起こしてしまう革靴がどんなものなのかは分かったけれど、気に入っているブランドや足に合った形の革靴ならやっぱり履きたいですよね。
そこで、色移りへの対策はないのかを調べてみましたよ。
靴下は濃い色のものを履く
黒や茶色の革靴の色移りがあっても目立たないように、濃い色の靴下を履くようにしている人が結構いました。
濃い色の靴下というと、黒やネイビー、グレーなど。
スーツに合わせると自然とそういった色の靴下を履くことも多いので、意識しなくとも普段から対策しやすいですね。
でも私服だと、白靴下をチラ見せして革靴を履いたり、女性は可愛らしい淡い色の靴下を合わせたりしたい人も多いと思います。
もし色移りしても私は手洗いで色を落としていますが…
さすがに毎回これをやるのは面倒です。
その場合は、次からの項目を意識してみると良いですよ。
通気性の良い革靴を選ぶ
革靴が色落ちする主な原因は、水分によるものです。
雨天の日は履かないようにして、靴の外側が水に濡れないようにするのは簡単ですね。
しかし履いている間にかいてしまう足の汗は、止めることはできません。
これに対応するためには、通気性の良い靴を選ぶことが大切。
汗で生じた水分をなるべく早く外に出して、靴の中の湿度を上げないようにしましょう。
真冬でも、暖房が効いたお店や交通機関で過ごしている間にはちょっとした汗をかいているもの。
長時間履き続ける際は、気を付けて下さいね。
水拭きであらかじめ染料を取り出す
新品の頃の革靴ならば、わざと水分を与えて染料をある程度取り出しておくというのも、1つの方法です。
やり方は、たったこれだけ。
- 水で濡らした布を固く絞り、靴の中を拭く
- 日陰でよく乾かす
しかしこの方法をやったからといって、完全に色落ちしなくなるという訳ではありません。
でも、何もしないでいて靴下に色移りした場合よりは、軽症で済むはずです。
拭いて布にどれだけ色が付くかわかれば、色移りの程度も確認できますしね。
ここまでご紹介してきた3つの対策は、難しいことはありません。
でも、どれも色落ちを根本的に解決できているわけじゃないんですよね・・・。
もう少し調べてみると、もっと良い物を見つけましたよ。
色落ち防止スプレーを使う
なんと、革靴が色落ちするのを防ぐためのスプレーがあったんです!
それがコレ↓
コロニル(Collonil)が販売している「カラーストップ」という商品です。
これは『靴の内側に吹きかけて、30分間自然乾燥』を2回繰り返すだけという簡単な手順で色落ちしにくくしてくれます。
ストッキングへの色落ちにも対応していますよ。
使った人の感想を見てみると、
- 今まで靴下に色がついてしまっていた靴に使ったら、ほとんど色移りが気にならなくなりました。
- 少し値段はしますが、効果はバッチリです。
というように、効果が高いとのことです。
これは頼りにできそうですね。なりますよ〜!
⇒その後私も買いました。
これで色落ち自体を止めれば、薄い色の靴下でも安心して革靴を履くことができます。
しかしスプレーの効果は永久的なものではないので、何回か履いたらスプレーし直すのを忘れずに。
頻繁に履く革靴の場合、スプレーするのは2週間に1度が目安です。
ちなみにスプレーでのお手入れといえば、靴の外側にかける防水スプレーが有名ですよね。
しかしこちらのスプレーは靴の内側専用なので、内と外でかけるものを間違えないように気を付けて下さい。
ご紹介した「カラーストップ」はこちらです
まとめ
革靴から靴下に色移りしてしまう問題について、原因と対策をご紹介しました。
色移りの原因は革靴からの「色落ち」です。
色落ちしやすいのは靴が水分を含む時なので、基本的に雨の日は避けて履くようにしましょう。
もし雨でも革靴を履かなくてはいけない時は、ご紹介した対策を行ってみてくださいね。
ちょっとした心がけで色移りの被害を少なくすることができますし、色落ち防止のスプレーを使えばもう完璧。
これで外出先で靴を脱ぐことになっても、心配ご無用です!