私が以前から行なっている、レザージャケットの臭い取りの件についての続編です。
ジーナシス(JEANASIS)で買った、新品の本革レザージャケットが臭くてたまらん!という話なんですが…
臭いは少しずつ減ってきましたが、なかなか完璧な状態(=無臭)にはならず。
でも先日、知人から新たな臭い取りの方法を教わったのです♪
早速チャレンジしてみたので、その結果と臭い取りについてわかったことをご報告しますね。
レザーの臭いには新聞紙と重曹を使う
私がウンウン唸りながらレザージャケットの臭い取りの奮闘について語っていたところ、知人がある一言を発したんです。
新聞紙や重曹を使って、臭いを取る方法は知ってる?
新聞紙って湿気取りに使えるという事しか知らなかったので、驚きでした。
重曹も、掃除の時に汚れを取るために使うイメージがあったので、まさか消臭効果があるとは…。
その後調べてみたら、両方とも臭い取りでは有名な方法なんだとわかりました。
ということで、私もレッツチャレンジ!!
それぞれ使って臭い取りしてみた
実際に新聞紙と重曹を使って、本革のレザージャケットの臭い取りをやりましたよ~。
その一部始終を、どうぞご覧あれ。
新聞紙で覆って密閉する
まずは自宅にあってすぐ実行可能な、新聞紙を使って臭い取りをしてみました。
やり方をざっくり言うと、『新聞紙でレザージャケットを覆って、密閉空間で放置する』という方法です。
用意した物は
- 会報誌(≒新聞紙)×数枚
- セロテープ
- ゴミ袋(30リットル(長さ50×70cm)くらいの大きめのもの)×1
です。
私はクローゼットにかかっていたジャケットをそのまま持ってきてやり始めたので、ハンガーがついたまま進行していってます(汗)
でもハンガーは効果に影響ありませんので、あっても無くてもどちらでも大丈夫ですよ。
やり方は以下の通り。
1.ハンガーにかけたままのジャケットを、床に寝かせて
2.新聞紙を数枚使い、裏も表も覆う(腕の部分は適宜折り畳む)。紙同士が離れないよう、セロテープで数か所留める。
3.半分にパタンと折って小さくして
4.ビニール袋に入れて、袋の口を締める
以上!
10分もあればできちゃう、超簡単な方法です。
このまま1週間、部屋の中に置いておきました。
そして1週間後、開封してみた第一印象は…
新聞紙に臭いがすごくついてる!!
しかしレザージャケット本体の臭いはというと、殆ど変わってませんでした。
新聞紙からも結構臭いがしていたので、臭い取りはしてくれたんだと実感。
しかし紙が吸収できる臭いの量には限度があったのか、効果はイマイチでした。
無念。
袋入りの重曹を同封する
めげずに、次は重曹を使っての臭い取りにチャレンジ!
『袋に詰めた重曹を、レザージャケットと一緒に密閉空間に入れて放置する』という方法です。
我が家には重曹が無かったので、このために用意しました。
使ったのはこちらです(パッケージが違うけどシリーズは一緒)↓
激落ちくんシリーズの粉末タイプです。
重曹は台所に多い油汚れや鍋の焦げ、生ごみの消臭から洗濯や消臭までかなり幅広く使い道があるんです。
常備しておくと何かと便利ですよ♪
試しに生ごみの袋の中に振りかけてみたら、臭いがゼロになってビックリしました。
重曹での臭い取りで用意した物は
- 重曹(1kg入りのもの)×1
- スプーン×1
- 使い古した靴下(サイズはご自由に)×1足分
- 輪ゴム×2
- ミニタオル×2
- ゴミ袋(30リットル(長さ50×70cm)くらいの大きめのもの)×1
です。
重曹は実際には500gもあれば十分かと思います。
売っているのが500gか1kg入りの物が多いので、今後も重曹を使うかどうかによって量を選んで下さいね。
靴下は使い古したものでもOKですが、穴が開いていないもので。
なお、靴下は臭い取りに使った後も、重曹を取り除いてから洗濯すればまた履くことが可能です。
なので、たまにしか出番のない靴下を使っても平気ですよ~♪
靴下内の重曹をあらかた取り出したら、多少の重曹が残っていてもそのまま洗濯機にポイでOK。
その際、重曹がしっかり洗い流されるように靴下は裏返しにして入れましょう。
私は今回、子どもが赤ちゃんの時に使っていた古い靴下を使いました。
それとミニタオルですが、これは使っても使わなくても大丈夫です。
私は「靴下からもし重曹がもれてジャケットに付いたら、はたくのが面倒だな…」と思ったので、使っています。
重曹がミニタオルに付いただけなら、靴下同様に洗濯機に入れればいいだけだから。
ではやっていきましょう!
まずは、重曹を靴下に入れて準備していきます。
1.手元に、ゴミ袋以外の一式を用意(靴下1枚入れ忘れて撮影)
2.靴下の口を開いて
3.重曹をスプーンで入れていきます。量は適当に、気が済むまで。
4.靴下の口を輪ゴムでしばって完成
これをもう1つ作りまして、計2つの『重曹入り靴下』が出来ました。
ここまでできたら、次はレザージャケットと共に封印の儀です。
1.ミニタオルの上に靴下をセット
2.ミニタオルで靴下を包むように、半分にパタン
3.その『靴下+ミニタオル』を1つ設置
4.そのままレザージャケットを半分に折り畳む
5.畳んだ上に、もう1つの『靴下+ミニタオル』を置く
6.その状態でビニール袋にINしまして…
7.ビニール袋の口を結んで、完成です!
これを1週間、部屋の中に置いておきました。
その結果は…
ちょっとだけ臭いが薄くなりました~!
でも、、、数分後には元通り(涙)
ちょっとだけ、重曹が臭いを吸収してくれてたってことですかね。
でも袋から出して数分で、レザージャケットの臭いは以前と同じレベルに復活。
つまり、効果はあまり無かったということです。
重曹を見てみると、粉の状態も変化していないようでした。
重曹って湿気を吸うと固まるっていうし、何か変わるかなと思ってたよ
重曹を入れた靴下からはレザージャケットの臭いがしていましたが、これは臭いを吸収してくれたのではなく、ただ臭いが移っただけのようです。
うーん、ダメだったかぁ~。
これまた無念。
効果がなかったのは新品だからかも
新聞紙と重曹って、どちらも世間では臭い取りで使えるアイテムとして有名なんですよね。
しかし今回、自分のレザージャケットへの効果はイマイチでした。
その原因を私なりに考えてみたんです。
それは『ジャケットが新品だから』ではないかと。
新品のレザージャケットの臭いって、大半がその革をなめした時の臭いです。
だから臭いは革の内部(革そのもの)から、継続的に発されているわけで…。
新聞紙や重曹がいくら臭いを吸ってくれたとしても、それは革の表面に出て来た分を吸ってくれているだけなんですよね。
つまり一時的に臭いは消えるかも知れないけれど、時間が経つとまた内側からにおってきてしまうってこと。
新聞紙や重曹で何とかしたいなら、新聞紙をレザージャケットに貼り付けたままにするか、重曹をまぶした状態にでもしておかないと効果を継続させられなさそうです。
そんな状態で着れるか!
ただ、新聞紙や重曹での臭い取りは、どちらも低コストで簡単にできるっていうのが魅力的。
何もしないで臭いレザージャケットに耐えているよりは、やってみるのもアリだと思います。
臭いのレベルが軽度であれば、効果が実感できるかも知れませんからね。
新聞紙と重曹は着て付いた臭いに効く
じゃあ、新聞紙と重曹は一体どんな臭いに対して効果があるのかと疑問に思いますよね。
調べてみたら、着用中に付いた汗やタバコの煙などの臭いに関しては効くようです。
どういう仕組みで効くと言われているのかわかったので、簡単に説明しますね。
新聞紙は臭う空気を引き付けて吸収
新聞紙は以下のような仕組みで、臭い取りをしてくれるんだそう。
- 紙が空気中の水分を吸収する
- インクに使われているタールなどの物質が、空気を引き付ける作用あり
⇒臭いを含む空気を、強力に吸い取る
空気中には必ず水分が含まれているため、その場の臭い全般を吸い取ってくれるということですね。
更に汗を含んだレザージャケットに使えば、汗の水分も一緒に吸収してくれます。
だから汗臭さが軽減されるというわけ。
また、着用中に付いたタバコの煙の臭いや、焼き肉屋の煙臭さなどにも効果があります。
レザージャケットの外側にまとわりついた臭いの空気を、しっかり引き付けて吸収してくれるんですよ。
重曹は化学反応を起こして消臭
重曹に関しては、化学的な仕組みで臭い取りをしてくれるそうです。
- 汗やタバコの臭い=酸性
- 重曹=弱アルカリ性
⇒酸性のものと重曹を合わせると、中和反応が起きて臭いが消える
また、重曹の湿気を吸い取る作用により、臭い付き(だった)の空気を吸い取ってくれる
というわけです。
新聞紙が空気中の臭い全般を吸い取ってくれるのに対し、こちらは『酸性』の臭いに特に有効なんですって。
酸性の臭いというのは、汗臭さの原因となる皮脂汚れ、手垢、タバコの煙が該当します。
それらを、化学の力をもって消し去ってくれるって事ですね。
また重曹は湿気を吸い取る力があるため、新聞紙と同様に水分を含んでいる空気を吸い取ってくれます。
つまり酸性の臭いを中和して消すのと、その場の空気全般の臭い取りもしてくれるというダブルパワーが期待できるんです!
このように、新聞紙や重曹も臭い取りの力はきちんと持っているんですよ。
レザージャケットを着て付いた臭いが気になったら、新聞紙や重曹を使えばバッチリですね。
その時には、今回ご紹介したやり方を是非参考にして下さい♪
私の発見した新品の臭い取りベスト法は
今まで新品のレザージャケットに対して、臭い取りのために色々やりました。
- 着用して待つ
- 陰干し
- 革用のクリームを塗る
- 新聞紙を巻く
- 重曹を入れて密封
これらを経て、私なりに導き出したベストな方法があるんです。
それは、以下の手順です!
- お手入れのクリームを塗る
- 風通しの良い所で保管orたくさん着る
クリームを塗ってから、保管か着用という合わせ技ですよ~。
これまでの臭い取りの一部始終の中で最も効果があったのは、このコロニルのシュプリームクリーム
を塗ったことでした。
だけど、これを塗っただけだと臭いが弱まっただけなんです。
それが塗った後、2シーズンくらい風通しの良い場所に置いておいたら、臭いが更に軽減したんですよ。
私の場合、シーズン終わりに買ってすぐ保管する時期に入ったので、あまり着用せずに一旦お別れになっていました。
このように風通し良く保管しておけるなら、それで大丈夫です。
臭いが薄まるのを待ちましょう。
でもこれから着ようと思って買った場合は、臭いが軽減するまで風通し良くずっと置いておくわけにはいかないですよね。
着たいから買ったんだもの。
しかし買ったばかりのレザージャケットを、臭いがキツイ状態で着るのは結構辛いはず。
だからすぐ着たい場合は、まずはクリームでちょっとでも臭いを軽減させて、そこから着用スタートがおすすめです。
また、私が今回一番最初にやっていた方法ですが、なめしの臭いって着ているうちに消えていくという意見もあるんです。
だから臭いが薄まって着れる状態になったのなら、じゃんじゃん着ましょう!
まとめ
新品の本革のレザージャケットの臭い取りについて、新聞紙と重曹を使ってみたというお話をしました。
残念ながら、今回はあまり効果が出ませんでした。
しかし、これから着用して付いた臭いには有効だということがわかったので、結果オーライとしましょう。
新品のレザージャケットの臭いを取るなら、まずはお手入れ用クリームを塗るべし。
そして風通し良く保管するか、沢山着て下さい!
そして汗や煙の臭いが気になってきたら、新聞紙か重曹を使えばOK。
臭いと上手に付き合いながら、自分のレザージャケットを愛用していきましょうね♪