買ってから既に何度も履いており、足に馴染んでいるビルケンシュトックのロンドン。
とある初夏の日に履いて半日出かけて帰宅したところ、白い靴下に革の色が付いてしまってました。
これはいわゆる『革靴が色落ちして靴下が汚れる』ってやつですね・・・。
このロンドンは今まで何度も履いてきて色落ちしなかったのに、ショックでした。
しかし落ち込んでいる暇はない、色落ちで汚れた靴下を元通りにせねば。
今回は革靴(ロンドン)の色落ちによって汚れた靴下を、普段私がやっている簡単な方法でキレイにしていく模様をご紹介します。
色落ちした靴下にお困りの際は、ぜひ参考にしてくださいね。
革靴で靴下が汚れる原因は「色落ち」
革靴で靴下が汚れる原因は、先ほど言ってしまいましたが『革の色落ち』によるものです。
革が色落ちすることについて、もうちょっと詳しく見ていきましょう。
なぜ革靴は色落ちするのか
革靴って靴下を履いた状態で足が入ることが想定されているはずなのに、なぜ色落ちする仕様になってるんでしょうか。
それは、革靴に使われている本革の『加工過程』が関係しています。
本革は加工途中で色をつけられて革靴の黒色や茶色になるのですが、その時に「染料」や「顔料」を使って色付けされているんです。
染料は、水分で溶け出してしまう性質を持っています。
それに比べて顔料は水に溶けにくい塗料なので、水分で色落ちすることはほぼありません。
つまり色落ちするのは、『染料で色付けされた本革製の革靴』ということね。
染料が使われている革靴を履いていると、『足の汗』や『雨』などで水分が加わったタイミングで、染料が溶け出て靴下に付いてしまうというわけなんです。
ちなみに新品の時だけでなく、長年履いて革が劣化してきた時にも色落ちすることがあります。
だから今までは色落ちしなかったのに、徐々に靴下が汚れるようになってしまった、ということもあり得るんですよ。
革靴を買った時って、ついている商品説明の札には「色落ちすることがあります」というような内容の注意書きが大抵ありますよね。
靴下への色落ちは、革靴を履いている以上、常に起こりうるものだということを肝に銘じておきましょう。
今回の原因は汗でした
今まで何度もはいてきたのに、今回になって突然色落ちした私のロンドン。
突然色落ちをした原因は、冬に買ったロンドンが初夏を迎え、靴の中が初めて少し汗ばんだ状態になったからでした。
しかも普段よりもちょっと厚手の靴下を履いていたので、靴の内側に靴下がより密着していたんですよね。
つまりは水分で溶け出した染料が、密着していた靴下にごく自然な流れで染み込んだということでした。
革靴が靴下に色落ちする理由と、今回の私の色落ちの明確な原因がわかりました。
しかし色落ちしてしまったものは仕方ない、キレイにするのみです!
汚れた靴下にはウタマロ石鹸
では革靴の色落ちによって汚れてしまった私の靴下を、これからキレイにしていきましょう。
私は色落ちで汚れた靴下を洗うのに「ウタマロ石鹸」↓を使っているんです。
用意するのは、たったこれだけ(洗う際に使う洗面器などは状況に応じて用意)。
ウタマロ石鹸は値段がそこまで高くないので、惜しみなく使えるおすすめの石鹸ですよ。
実はこれ、小さな子供を持つママの間では有名な石鹸でして、泥汚れや食べ物の濃い色のシミをキレイにしてくれる頼もしい味方なのです。
襟元に付いた化粧品の汚れ落としにも使えますよ。
では、実際にどのようにしてやるのかお見せします。
まずは、靴下のビフォーを。
左右のつま先に、ロンドンの茶色い革の色が落ちて付いてしまってます。
茶色だと泥汚れにも見えて、清潔感に欠けますね・・・。
では、綺麗にしていきましょう。
まずは靴下を軽く濡らします。
汚れた箇所にウタマロ石鹸を塗ります。
軽く水で濡らした靴下に、ウタマロ石鹸を塗ります。
ウタマロ石鹸は柔らかめなので、靴下に軽く滑らせるようにするだけで十分な量がつきますよ。
そして、手で揉み洗いをしていきます。
優しく揉み洗いします。
ほとんどの茶色が落ちました。
1分も揉み洗いすれば、ほとんどの色はすっかり落ちています。
これで水でさっと石鹸を洗い流したのがこちら。
まだうっすら茶色が感じられる部分もありますが、あとは洗濯機にお任せすることにして。
この手洗いをしたのは夜だったので、翌朝に洗濯機を回す際に、他の衣類と一緒に洗いました。
そして洗濯後の靴下はこちら。
全体的にちょっと暗めでわかりにくいですが、だいぶ白さが戻りました。
そのあと干して、乾いた靴下はこちらです!
良く見ると右側の靴下の、中央寄りの部分にちょこっとだけ色が残ってしまいましたが、それ以外は元通りに白くなりました。
残った部分は色が濃かったから、もう少し念入りにやるべきだったわね(反省)。
強い力でゴシゴシする必要もなく簡単に洗えて、しかも材料のコスパも良い。
ご紹介した方法は、かなりおすすめです。
ウタマロ石鹸は革靴の色落ち以外にも様々な汚れ落としに対応できるので、1個持っておいて損はありませんよ♪
必要以上の力をかけない洗い方をしよう
大抵の人は、汚れた靴下を一生懸命洗うと思います。
洗い方としてよくあるのが、
- ブラシなどを使って奥の汚れまで掻き出す
- 洗濯板を使ってよく洗う
といったもの。
どちらも汚れをしっかり落とすのに効果的ではあるんですが、その分靴下へ強い摩擦や力がかかってしまうんです。
そうすると靴下も劣化しやすくなり、穴が開くのが早まったり、部分的に薄くなったりして足の肌色が透けるようになることも。
だから靴下を洗う時はできるだけ力を加えずに、優しく洗ってあげましょう。
私が使っているウタマロ石鹸は柔らかいので、力を込めなくても靴下に塗り付けることができます。
揉み洗いも、泡のクッション性を利用してなるべく生地同士が強く擦れ合わないように洗うことができるので、靴下に優しい洗い方ができますよ。
まとめ
革靴を履いた時に靴下が汚れる問題について、私の洗い方をご紹介しました。
染料を使って加工された革靴なら、色落ちの可能性はゼロにはできません。
でも、靴下が汚れるのを必要以上に恐れる必要はありませんよ。
ご紹介したウタマロ石鹸を使って洗えば、簡単にキレイにできます。
靴下は普通に使っていても、いつか穴があいたりして履けなくなってしまうもの。
優しく洗って、できるだけ長く履けるようにしましょうね。